FMV-S8210にLinuxを!

理学部推奨ノートパソコン 富士通 FMV-S8210を入手しました。 これにLinuxをインストールしてみます。

Linuxの動作状況

ビデオ Intel 915GM 1024x768 24bppで表示可能
サウンド 不明 sndconfigで設定できず

Vine Linuxの設定

パーティション

Vine Linux 3.2をインストールします。 さらに細かくパーティションを分割します。 Disk Druidで以下のようになりました。

sda1 29GB Windows領域7
sda2 128MB /boot 83
sda3 17GB /home 83
sda4 11GB 拡張領域f
sda5 1GB SWAP82
sda6 10GB /83

LANの設定

システムをアップグレードするにしてもLANが使えないと話になりません。 そこで、まずはじめにLANを設定します。
ドライバにtg3が使われるようになりました。

サウンドの設定

sndconfigを使ってサウンドの設定ができませんでした。

ビデオの設定

インストール時に 1024x768 24bppで表示できました。

アップグレード

ネットワークがつながったらアップグレードといろいろなパッケージをイ ンストールします。

# apt-get update
# apt-get upgrade

いろいろな設定

cpufreqを使った省エネ(?)

/proc/cpufreq で現在の動作周波数を変更できます。

$ cat /proc/cpufreq 
          minimum CPU frequency  -  maximum CPU frequency  -  policy
CPU  0       216678 kHz ( 12 %)  -    1733424 kHz (100 %)  -  performance

/usr/local/sbin/cpufreqと言うシェルスクリプトを用意すれば、 powersaveとperformanceで動作周波数を変えることができます。 powersaveを選択すると、12%に落とすことができます。/proc/cpuinfo で確認すると、187.411 MHz になっています。 performanceを選択すると、100%まで使用します。

# /usr/local/sbin/cpufreq powersave
# /usr/local/sbin/cpufreq status
          minimum CPU frequency  -  maximum CPU frequency  -  policy
CPU  0       187498 kHz ( 12 %)  -     749995 kHz ( 49 %)  -  powersave
# /usr/local/sbin/cpufreq performance
# /usr/local/sbin/cpufreq status
          minimum CPU frequency  -  maximum CPU frequency  -  policy
CPU  0       187498 kHz ( 12 %)  -    1499991 kHz (100 %)  -  performance

ACPIを利用した設定

電源ボタンで停止

acpiが利用できるので、「電源ボタンで停止(halt -p)」を実行するようにしてみました。 acpidというパッケージがあるので、これをダウンロードします。 設定は /etc/acpi/events/の下にイベントに対応した設定を書いたファイルを用意すればよいです。

電源ボタンを押した際に halt -p を実行するには、例えば /etc/acpi/events/power_off と言うファイルに以下のように書きます。

event=button/power *
action=/sbin/halt -p

event=行は/var/log/acpid に表示される内容をみながら決めます。 action=行は実行するコマンドか、スクリプトのファイル名を指定します。

ソフトウェア・サスペンド

Vine Linux 3.1では、ソフトウェア・サスペンドが可能です。 swsuspctlパッケージをインストールし、/usr/sbin/swsuspctl -gを実行する とサスペンドします。

# apt-get install swsuspctl
# swsuspctl -g 

次に、電源を入れると、保存してあった元の状態に戻ってくれます。


Last modified: Thu Mar 2 16:50:27 JST 2006