SL-A300

Linuxのカーネルを積んだZaurus SL-A300が当たりました。日経Linuxに感謝!!

Windowsとの接続

添付のザウルスドライブをインストールして、PCとザウルスの間でファイル共有 を試みました。しかし、さすがwindowsです。マニュアル通り接続できません。 SHARPのサポートに電話して、いろいろ確認しましたが、設定上問題ありません。 結局ザウルスの電源をいれたままUSBでつなぐと、うまく認識してくました。

アップデート

  1. 「ザウルスショットVer.1.20」(A300SETUP.exe)へアップデート。 本体システムのアップデートの前に必要。
  2. 本体システムのアップデートROM Version : 1.20 Jへ。

Linuxとの接続

まずusbdnet.oというモジュールが必要だと言うことがわかりました。 これをどっかから見つけてきて、コンパイルして /lib/modules/2.4.19-0vl11/kernel/drivers/usb/ に置きます。
DownLoad: usbdnet-2.4.20-sla300.tar.gz (展開してmakeする。usbdnet.oのみできればOK)

Vine Linux 2.6r4標準(kernel-2.4.22)で入っている usbnet モジュールでそのまま使えるようになりました。

murasakiの設定

  1. /etc/murasaki/murasaki.usbmap にエントリーを追加
          # Zaurus SL-A300
          usbnet 0x0013 0x04dd 0x8005 0x0 0x0 0x2 0x0 0x0 0x00 0x00 0x00 0x00000000
          
  2. /etc/murasaki/murasaki.call に接続されたときに起動するスクリプトを指定
          usbnet: /etc/murasaki/sla300.sh
          
  3. /etc/murasaki/sla300.sh を作成
    #!/bin/sh
    
    UP=/etc/sysconfig/network-scripts/ifup
    DOWN=/etc/sysconfig/network-scripts/ifdown
    
    DEV=`grep usb /proc/net/dev | cut -d : -f 1`
    for dev in $DEV
    do
            case $1 in
            start)
                    ifconfig $dev | grep UP
                    if [ $? != 0 ];then
                            $UP /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-$dev
                            echo /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-$dev
                    fi
                    ;;
            stop)
                    ifconfig $dev | grep UP
                    if [ $? = 0 ];then
                            $DOWN /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-$dev
                    fi
                    ;;
            esac    
    done
    
          

システム設定

  1. /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-usb0 作成
          DEVICE=usb0
          ONBOOT=no
          BOOTPROTO=none
          IPADDR=192.168.129.4
          NETMASK=255.255.255.0
          BROADCAST=192.168.129.255
          NETWORK=192.168.129.0
          USERCTL=yes
          
  2. /etc/modules.conf に追加
          #alias CDCEther off        ## 多分要らない
          #alias acm off             ## 多分要らない
          alias usb0 usbnet
          
※ usbdnetを読み込んだ際に、警告が表示されましたが、無視しても接続できま した。

動作確認

USBでザウルスをPCをつないでみました。murasakiでデバイスは認識されている ようです。しかし。usb0のネットワークデバイスは自動的にactiveになりません でした。まだ、スクリプトの修正が必要ですね。

とりあえず、USBで接続した後、

$ ifup usb0
で、ネットワークデバイスをactiveにします。

※ ザウルスの電源をONの状態で、USB接続をすると良いようです。

Sambaでアクセス

/etc/hostsに
192.168.129.201 sla300
と定義しておけば、ザウルスにはsla300でアクセスできます。そして、 smbclientでアクセスします。
smbclient //sla300/home
added interface ip=192.168.129.4 bcast=192.168.129.255 nmask=255.255.255.0
Password: (Enterのみ)
Anonymous login successful
Domain=[WORKGROUP] OS=[Unix] Server=[Samba 2.0.7-ja-2.2]
smb: \>

追加パッケージ

ユーザ登録

ザウルス上のTerminalで、adduser を実行します。

sla300$ adduser kawamura
sla300$ passwd kawamura
 (2回パスワードをいれる)

OpenSSH

OpenSSHの設定: http://park11.wakwak.com/~nkon/homepc/zaurus/config/ssh.htmlに書かれている。

  1. SSHのkeyを作成
          sla300$ ssh-keygen -b 1024 -f /etc/ssh/ssh_host_key -N ''
          
  2. /etc/inetd.confにエントリーの追加 (自動的に入るので確認する)
          ssh     stream  tcp     nowait  root    /usr/sbin/tcpd /usr/sbin/sshd -i -q -f /etc/ssh/sshd_config
          
  3. ザウルスの再起動
  4. Terminalで、adduser でユーザ登録と、passwdでパスワードの設定をする。
  5. リモートからsshでアクセスしてみる。
          remote$ ssh username@sla300
          (初回はキーを登録するか聞かれる)
          username@sla300's password: (パスワード入力)
          $ 
          

Link集


kawamura
Last modified: Fri May 14 13:10:58 JST 2004